風になった どん

実は新年早々悲しい出来事があった
HPを開設して以来、シェパ繋がり家族ぐるみのお付き合い
四国の弟(実の弟ではないけれど・・・)の
愛犬シェパのどん
1月1日16時55分
風になった

昨年は体調が悪いことしばしばだったけれど
予想しなかったことで驚いたと言うしかない・・・
弟が一番ゆっくりと長く休めるお正月に風になる
親孝行だと思う、心を落ち着けてまた歩き出す準備が出来る
ちゃんと傍にいることが出来るひをちゃんと選んだ
そして、あまり我が儘を言わない子が
僕を忘れないで!と犬生最初で最後の
最大の我が儘だとも・・・

我が家には総計何度お泊まりしただろうか

初めて会ったときから犬嫌いのジョンには珍しく
つかず離れず良い関係だった
どん1995年11月生まれ
ジョンの3ヶ月年下の同じ年

ビーが生まれて一緒に遊んだ

一緒のお布団で寝る姿は家族のようだった

運動会で競い合い

どん1人のお泊まりもあり

訳も解らずいきなりディスク大会で
レトリーブにも参加した

河川敷を一緒に走り
私の手作りご飯を食べ
同じ時を一番密に過ごした
私のジョン&ビー以外のシェパ

10年と43日という犬生が
長いのか短いのか解らないけれど
訓練らしいことは何もせず常日頃の
経験でいろんな事を出来るようになり
他の犬には体験できないような
いろんな事をやって来た
キャンプ・旅行・川遊び・年末になれば2人で
ご来光を拝みに雪山にも登山した
犬と人間と言うよりも男同士の
素敵な付き合いだったと私には思える。
犬生も人生もただ長ければ良いってモノではない
心底そう思う。

1月2日どんは風になり雲にとけ込み
空と一体化した

そして
その日から
二つの不思議な出来事が
私達には起こった

私は生まれてこの方霊感があるとは思ったことはない
霊とか幽霊とかはメチャクチャ怖いし嫌い
夏場の怖い話も聞けない女です

1月2日夜中
眠りの中で居間から犬の足音が聞こえた
フローリングの上をカシャカシャと歩いている
ジョン・ビーどっちだろうと頭を上げて確認した
どっちも傍に居る
ジョンは頭を上げて足音に聞き入っている
不審者であれば飛び出していくはず
まだ足音は聞こえる
間違いなくどんだ!と思い体を起こすと
足音は消える、横になると聞こえる
まぁいいか・・・そう思って眠りについた
ジョンもそのまま眠ったらしい
朝起きて見回しても何の変化もない
そんな夢を見る私を私が夢見ていたのか・・・

1月4日グラウンド
上の道路に車を止めて私達が遊んでいるのを
暫く見ていた中年男性がいた
そしてわざわざグラウンドまで車を乗り付けて
車から降りてきてシェパードが大好きだと
遊ぶ姿を近くで見せてくれと・・・
しばらく話していたら思い出したように
「黒い犬はどうしました?」と聞かれた
勿論私はジョン&ビーしか連れていない
・・・・
黒い犬・・黒いシェパ・・・どん・・・・
「私は二匹しか連れてきては居ないけれど
           元日に弟のシェパが亡くなりました」
正直に伝えた、中年男性は
「自分には霊感も何もないけれど
        そのシェパが見えたんでしょうね」
気持ち悪いようでもなく、逆に明るく言ってくれた
本当にシェパが好きなんだなとと嬉しかった

何をどう考えたらいいのか・・・
解らない(笑)
でもどんにとって我が家は私達は
居心地の良い場所だったと思いたい

こんな事は小説家ドラマでしか起こらないことだと思っていた
そんなことが起こったら怖いし気色悪い
寝れない・・・そう思っていたのに
不思議な話、嬉しい
どんが風になって一番最初に会いに来てくれたのは
私達!
いつまでここに居るのか解らないが
飽きるまで傍にいたら良いと思う
そして気が向いたら思い出深い場所に風になって行く
でも最後にはちゃんととーちゃんの所に
帰らなくちゃとーちゃんが心配するよ

今までも沢山の犬達の逝去を聞いた
その場でメソメソ悲しくなって
散歩に行っても涙が止まらなくて
それなのにどんがいなくなったのに
悲しさは少ない
私が泣き虫だとジョンが心配するから
きっとどんは一番にここに来たのだと思う

ジョン・・・・今からもいろんな経験をして
楽しい犬生を過ごそうね!
それがどんにも一番嬉しいことだと思うよ

それが私達に出来る一番のことだもんね。

       皆様も楽しく充実した毎日をお過ごし下さいませ
           
           2006年1月4日 おっかあ






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